こんにちは、てぃもです!
「病院への転職に失敗したくない」
「病院に転職しようと思っているけど、職場見学はした方がいいの? 」
「病院見学ではどんなところに注目したらいいか知りたい」
と思っていませんか?
私は新卒で病院に入職し、その後2回病院へ転職しました。
転職をするとなったら多くの方が職場見学をすると思います。
私の経験からも病院への転職に失敗したくないなら職場見学は必須と言えます。
病院見学が必須な理由
- 入職前と入職後のギャップが最小限になる
- ヤバい病院への転職を未然に防げる
病院見学をしなくても運よく良い職場に転職できることもあるかもしれませんが、失敗する確率を下げることはできません。
病院見学するポイントなどを考えて見学されている方はこの記事を読む必要はないです。
しかし何も考えずに病院見学をしている人には読んでいただきたい内容になっています。
この記事では私の転職経験や転職経験のある薬剤師から聞いた話を元に、職場見学や面接時のポイント、ヤバそうな病院の特徴を教えます。
薬剤師が病院見学アポ前に確認すべきポイント
未経験者OK
未経験者OKを掲げている病院は誰でもいいから欲しいと思っている節があります。
しかしやはり経験者が優遇されますし、どんな人でも受かるというわけではありません。
病院経験が無い人はやや敬遠されがちです。
病院経験がなくても若くて独身の人は採用されやすいよ!
グループ病院であるか否か、面接場所がグループの本部か否か
「〇〇会□□病院」の「〇〇会」と付いている病院の中で、比較的近くに複数病院を展開している会社は異動をさせられることがあります。
面接場所がグループの本部である場合は、病院個人の力は弱くグループで働く意識が強いです。
なので簡単に人を動かそうとします。私が新卒で入った病院がそれでした。
面接時では異動はほとんどないと聞いていましたが一年目で応援という名の異動がありました。
いろんな病院を経験出来るので良い面もあるのですが、一つの病院である程度のところまで成長しないと同期とも差が開きます。
中途採用でも長く勤めていたら異動もありえます。
外来処方を院内調剤している(院外処方)
外来処方を院内調剤している病院は規模にもよりますがとても忙しいです。
入院処方でいっぱいいっぱいなのに外来処方もさばくのは人数が多くても厳しいです。
病院にいながら調剤薬局の一部も経験できるので最初は良いかもしれませんがよほど仕事が好きな人でない限り疲れます。
見学で雰囲気を見て選んでください。
薬剤師が病院見学時に確認すべきポイント
薬剤師が病院見学時に確認すべきポイントは以下の5つです。
薬剤師人数
病床数に対して薬剤師人数が少なすぎる病院は要注意です。
もしあなたが休みはちゃんと欲しいと考えているならある程度人数のいる病院をおすすめします。
薬剤師転職エージェントを利用していればおおよその人数は教えてもらえますが、見学で聞いてみると違うこともあるので実際に見学して確認すべきです。
職員構成
職員構成を知るだけでその病院のヤバさがだいたいわかります。
例1)役職者と若手のみ
・薬局長 1人
・主任 1人
・2年目 3人
・1年目 5人
ほとんど若手ばかりであとは役職者の構成。
闇を感じますよね。3年目以降はどうされたのか。
この例の場合、役職者に何か問題がありそうです。
例2)毎年新卒を取っているのに若手が少ない
・薬局長 1人
・主任 1人
・15年目以上 2人
・8年目 2人
・5年目 1人
・1年目 1人
毎年新卒を採用しているのに2年目~4年目がいない職場。
この例は私が実際に働いていた職場です。
なぜ2~4年目がいないのか、働いているうちに理由がわかりました。
薬局長が新人に対して異常に当たりが強い人でした。
さらに忙しいと機嫌が悪くなるダブルパンチ。
そのため耐えれる人が少なく、多くの人が1年くらいで辞めていきました。
ちなみにその薬局長は病院経験のない中途採用の方にも当たりが強く、辞めさせました。
仕事ができるようになってくると優しくなるのですがこんな人がいたら辞めたくなります。
ちなみにこの時の一年目の子が珍しいタイプの子でした。気になる方がいましたら病院薬剤師1年目で辞めた新人が取った驚きの態度をご覧ください。
薬局長や主任の雰囲気・考え方
人は見た目です。第一印象で判断してください。
もし初対面で嫌な何かを感じ取ったのであればその違和感はきっと正しいです。
その違和感を上回るほど他の条件が良ければ無視するのもありかもしれませんが注意は必要です。(時給が高いなど)
長く働こうと思うなら上司との相性がある程度良くないと辞めたくなる原因の一つになります。
あとは有給をどれくらい消化しているか聞いておくと良いでしょう。
有給の取得具合も薬局長の考え方で変わってきます。
入職したものの全然休みが取れる雰囲気じゃないよ~とならないようにしたいですね。
残業時間
残業時間の隠ぺいは見学や面接ではわかりませんがとりあえず月の残業時間がどれくらいかは確認します。
私は以前終業時間までに終わらせる気が無い病院にいました。17時から本気出す人が多数いる病院です。
ちなみにその病院は薬局長の地位が高かったので残業代は2時間までしか出ませんでした。
一日の仕事の割り振りをしているかどうか
一日の仕事の割り振りはどのようにしているかも要確認です。
その日の役割が決まっていない病院は仕事がやりにくいだけです。
元職場は各々が周りを見て動き、気を遣い、仕事を譲り合ったり、くじ引きで決めたり、朝からとてもストレスの職場でした。
一日の仕事が決まっていない職場は少ないと思いますが年のため確認することをおすすめします。
事務長の雰囲気
事務長は見学や面接のときにおそらく登場します。
事務長とも仕事中も関わる病院もあるので念のため注意して見ておいてください。
薬剤師が病院面接時に確認すべきポイント
見学と面接が同日の病院の場合は1回で見抜く必要がありますが、見学と面接が別日であればチャンスは2回あります!
病院見学時に違和感を持ったポイントの確認
面接では見学の時に感じた違和感の答え合わせをします。
同じ気持ちになれば正解、少し違うかもと思った場合も第一印象を優先してください。
他のバイアスにまどわされないように注意してね。
病院見学時に確認できなかったポイントの確認
などは見学時に聞いていてもあやふやな回答だったりしますよね。
親切な病院は見学中に総務の方を呼んで採用に関する説明も聞かせてくれるところもありました。
異動に関しては引っ越しを伴う場合もあります。
パートであればまず心配ないとは思いますが正社員なら要注意です。
薬剤師が選ぶと失敗する論外な病院
薬局長に一度も会えなかった病院は今までありませんでしたが、調剤薬局では2回ほどありました。
薬局長がどんな人かもわからない施設で働くのは危険です。
というか薬局長がいない日に設定するなよ!と言いたいです。
さすがに病院ではないとは思いますが…念のためご注意ください。
薬剤師が病院面接で不採用になった理由4選
私が働いていた病院に面接に来られた方で不採用になった方の例を4つ紹介します。
- 前職は調剤薬局で病院経験なし
前職を辞めた理由が他にやりたいことができたから→またやりたいことが見つかったらすぐに辞めるのでは?→不採用 - 60代でいくつかの調剤薬局も落ちている。
→調剤薬局に落ちるとは…→不採用 - 持病がありキビキビと動けない。
→キビキビ動いてほしい→不採用 - 副業をしている。
→副業が軌道に乗ったら辞めるのでは?→不採用
持病の方は仕方がないとして、それ以外の方は言わなければ採用してもらえたかもしれませんね。
入職してから煙たがられるくらいなら不採用にされたほうがマシですが。
まとめ:薬剤師が病院転職に失敗しないためには必ず見学をする
病院見学であなたの人生が変わるといっても過言ではありません。
病院によって特徴があり今回述べたことが必ずしもすべての病院に当てはまるわけではありませんが、今回紹介した特徴に十分注意してください。
あなたの転職の成功を祈っています。
ヤバいかもしれない病院の特徴まとめ
- 未経験者OK
- グループ病院で面接場所がグループの本部の会議室
- 外来処方をほとんど院内調剤している
- 休めない雰囲気
- 若手ばかりで間の年次がいない
- 毎年新卒を採用しているにも関わらず若手(2年目以降)が少ない
- 薬局長や主任の第一印象に違和感がある
- 有給申請がしにくい雰囲気の薬局長
- 残業代がつかない
- 一日の役割が決まっていない
- 薬局長に一度も会えない
その病院、大丈夫ですか?
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