こんにちは、てぃもです!
「明日仕事行きたくなさすぎる…」
「今日仕事行きたくない。早く帰りたい。」
「コミュ障だからちゃんと仕事できるか心配」
と思っている時期がありました。もしかしてあなたもですか?奇遇ですね。
私は新卒で病院に入職し薬剤師として約3年間働きました。
そのうちの2年間くらいは仕事に行きたくなさすぎてしんどい日々でした。正直休みたい日もありましたが我慢して働いていました。
なぜ我慢して働いていたのかというと休む勇気がなかったからです。
症状はだいたい仕事を覚えて動けるようになってきた入職後7~8か月目くらいから退職3か月前くらいまで続いていました。(辞めることが決まると気持ちが楽になりました。)
この記事ではメンタルよわよわの私が仕事に行きたくなかったときのお話をします。
この記事を読んで、
「その気持ちわかるわ~」とか
「こんなにメンタルが弱くてコミュ障の人でも病院薬剤師として働けるんだ」とか
思っていただければ幸いです。
仕事に行きたくない-憂鬱な朝-
仕事に行きたくないときって朝が一番しんどくないですか?
仕事が始まるまでの憂鬱な朝のお話です。
朝‐通勤前の自宅‐
私は朝起きたらまず歯磨きをします。歯ブラシを奥まで入れすぎたわけでもないのに吐き気が止まりません。
内容物がないのに吐き出そうとし、めまいっぽくなりしゃがみ込む。
毎朝そんな感じでした。
この嗚咽の根本原因は仕事に行きたくないことだと推測していますがそれに伴った悪習慣も原因の一つだったと考えています。
口癖は「早く帰りたい」「早く帰ろう」「消えたい」
「消えたい」は結構病みワードですよね(笑)
家にいても仕事のことを思い出すと「早く帰りたい」と思っていました。
朝‐通勤中‐
通勤は電車で約15分→バスで10分、待ち時間や徒歩の時間も合わせて45~50分くらいかかっていました。長い。
1年目の最初の数か月は電車やバスの中で仕事中に取ったメモを眺めていましたが慣れてくると仕事のことは考えないように努めるようになりました。
職場の最寄り駅に着くとたいていトイレへ行きたくなるので用を足し、ついでにオェっと。
シャトルバスで職場へ。
このバスの中が一番嫌な時間でした。仕事に慣れてきたら何も考えないように寝ていました。
職場が近づくにつれて心臓がバクバクなり出します。
1秒でも長くバスが信号につかまっていてほしいと願う毎日でした。
朝‐職場到着‐
職場に着くとロッカーへ行き着替えます。このときも「早く帰りたい」と心の中で唱えています。
着替え終わるとまたトイレへ行きます。(オェッ)
なるべく他の人に聞こえないように無音で。
これから仕事が始まる。今日も頑張ろう。眠い。早く帰ろう。
と軽く気合を入れてから調剤室へ向かいます。
仕事に行きたくない-仕事中も憂鬱-
仕事が始まると少しは憂鬱な気持ちが減ります。
仕事の中でも憂鬱な気分になる仕事とそうじゃない仕事がありました。
仕事中一番憂鬱な気分になった時間
一番憂鬱な気分になる仕事は注射調剤担当のときでした。
理由は以下の二つです。
- 一人で行っていたため独り言が言いやすくネガティブな気持ちになった
- 単調な仕事だったので気が逸れやすく早く帰りたい気持ちが勝った
単調な仕事は楽ですが気が逸れて全然集中できませんでした。
仕事中二番目に憂鬱な気分になった時間
私は昔からあまりよく知らない人と話すと緊張してしまいます。
その緊張感が嫌で、入院患者さんの初回面談や服薬指導、退院指導など患者さんと関わること全般苦手でした。
それだけでなく、医師や看護師と話すことさえも苦手でした。
さらに電話も苦手でした。(ほぼ全部やん)
一番憂鬱な気分になる注射薬調剤のときは「早く帰りたいブルー気分」なのに対して、人と話すときの憂鬱さは「この仕事向いてないわブルー気分」とまた違った角度からの憂鬱でした。
患者さんと話す前や電話をかける前は高頻度で吐き気を催していました。
仕事に行きたくない-帰宅後は現実逃避-
仕事が終わったら極力仕事のことは考えないように現実逃避していました。
具体的な現実逃避行動
- スマホでネットサーフィン
- 映画を観る
- テレビを見る
- 通話アプリで知らない人と話す
- ギターを弾く
などで気を紛らしていました。
通話アプリで知らない人と話すのは意外と楽しく、苦手な電話を克服するトレーニングにもなりました。
なぜ仕事に行きたくなかったのか?
私が仕事に行きたくなかった理由を3つにまとめました。
- コミュ障
- 謎のプレッシャー&仕事が多い(人数が少ない)
- 上司と馬が合わない
一つずつお話しします。
コミュ障
上の項目でも話したように私は人と話すのが苦手です。普通に話すことはできますがなんか怖いんです。
話しかけられるのは大丈夫なんですが、話しかけるのがすごく苦手。
その人が何もしていなければいいのですが、たいてい何かはしているじゃないですか。
こんな感じで話しかけれたらまだいいのですが、待機中に姿を見失ったり、その作業が全然終わらなかったり、すぐに他の人と話したりなど、タイミングを逃してしまうことも多々ありました。
この考え方のせいで自分に負荷をかけてしまっていました。
謎のプレッシャー
結婚や体調不良、異動で薬剤師の人数が少なく大変な時期に一番キツイ病棟の担当を任されました。
当時は「私が頑張らなきゃ」「私が調剤室を回すんや!」と誰からも頑張れとか期待しているとかお前が調剤室を回せとか言われていないのに自らプレッシャーをかけていくスタイルに徹していました。
「病棟業務もしながら調剤室も回す私かっこいい」と自惚れていましたような気がします。
しかしそれが良かったのも最初だけで、だんだん毎日がしんどくなり胃がキリキリするようになりました。
心配だったので半休もらって消化器内科へ行き、胃カメラ検査をしたらストレス性の胃炎とちょっとだけ十二指腸潰瘍と診断されました。
その日からタケキャブとアルロイドGを服用し2か月くらいで胃の痛みは消えましたが仕事へのしんどさは消えず行きたくない気持ちも増えていきました。
ただ頑張るだけでは生産性が上がらないことを当時の私は知りませんでした。
上司と馬が合わない
上司と馬が合わなかったことは仕事に行きたくなかった一番の原因かもしれません。
必要最低限の業務上の会話以外はしないようにしていましたが、その上司が同じ空間にいるだけで仕事がやりにくいんです。緊張してミスも増えるし。
怒られるわけではありませんでしたが、何かと言及してくるタイプの人でそれがストレスでした。
仕事へ行きたくないときに取る手段
仕事へ行きたくないときに取る手段を4つ考えました。
- 我慢して仕事に行く
- 今日は仕事を休む
- 休職する
- 退職(or転職)する
我慢して仕事に行く
我慢して仕事に行くのは有益性が危険性を上回るときのみにしたいですね。
しかし真面目で責任感の強い人は危険性が有益性を上回るときでさえも我慢してしまいます。
マインドを変えるしか方法はなさそうです。
今日は仕事を休む
「今日は体調悪いから仕事を休もう」ができたらどれだけ楽だろうと思ってしまいます。
いや、これができても楽ではないのかもしれません。
しんどいときは仕事が休める環境で働きたいです。
休職する
休職って人間関係が良好でそこの会社を辞めたくないときやこの会社を辞めたら再就職が難しいときに取る手段だと思うので、薬剤師で休職する人ってあんまりいないのではないかと思います。
退職(or転職)する
退職(or転職)しても簡単に次の職が見つかるのが薬剤師の良いところでもあります。
仕事に行きたくない理由が人間関係の場合、転職で解決することは多そうですがこれも運次第…
なぜ仕事を休めないのか?
なぜ仕事を休めないのか?
なぜ仕事を休む勇気がないのか?
考えてみたら原因はたった一つでした。
自分が休むとみんなに迷惑をかけると思っているから
これですよね。
私たちを苦しめているのは。
自分が休まれる側に立ったときは忙しくなるなーくらいにしか思わないのに、自分が休む側になるととんでもなく悪いことをするような気になって居ても立っても居られない気持ちになるのはなぜなんでしょう?
しかしよく考えたら人手不足で業務が回らないのは私たちの問題ではなく、会社側の問題であることに気がつきます。
人手不足の問題は人数を充足させていない会社側の問題でそこに私たちが介入する必要はないんです。
嫌われる勇気という本には、自分の問題と他者の問題を切り分ける思考について詳しく書かれています。
今思えば良くなかった習慣
- 夜更かし
- 帰宅したらすぐにテレビをつける
- 寝るギリギリまでスマホを使う
- 帰宅後休憩を言い訳にスマホを見て無駄な時間を過ごす
精神的な疲れから何もやる気が起きなくてかなりだらしのない生活をしていました。
健康に対する意識が薄れ、自分のことなんかどうでもいいと思い始めたら黄色信号です。
夜更かし
夜更かしはシンプルにダメなやつですね。身体に負担をかける一番悪い習慣でした。
しかし早く寝たくないんです。
寝て起きたら仕事に行かなければならないので夜中の1時2時まで起きていることがよくありました。
12時に寝れたら早い方です。
夜更かししても何も良いことがないのですが、夜になると元気が出てくるんです。
寝るギリギリまでスマホを使う
寝るギリギリまでスマホを使うのも本当に良くなかったです。
これは今でもたまにしてしまうのですが、睡眠の質が下がっているなーと感じます。
夜更かしするときは99%スマホを使っているときだったので完全にスマホ依存状態でした。
スマホに時間を取られないようにする工夫は大事ですね。
帰宅したらすぐにテレビをつける
帰宅したらすぐにテレビをつけるのも本当に良くなかったです。
しかし音がほしかったんですよね。
テレビがついているだけで睡眠の質が下がることは明らか。
ひどいときはテレビをつけながら寝ることもありました。
帰宅後or食後、休憩を言い訳にスマホを見て無駄な時間を過ごす
帰宅後休憩を言い訳にスマホを見て無駄な時間を過ごすことも本当良くなかったです。
一度YouTubeなどを見始めたり何か調べものをしたりすると終わりが見えなくなってしまいます。
そしてだんだん眠たくなり、うたた寝して起きたら23時でそこで起きればいいけど2度目のうたた寝をして起きたら夜中の1時でそこからお風呂に入って2時に寝るという日はザラにありました。
まとめ:体調を崩してからでは遅い
体調を崩す前に何かしら対処できればいいですが、体に異変がでるまで頑張ってしまうこともあります。
体の異変に気が付いたら最小限に留めれるように対処してください。
異変に気付けたらいいですが気づかずに頑張り続けるのが一番危険です。
真面目で責任感が強い人ほど頑張ってしまうと思うので、そういう人は自分以外に自分の変化に気づいてくれたり仕事に行くことを止めてくれる人がそばにいてくれると少しは安心できそうですよね。
「自分にはこの仕事しかない」と思わずに視野を広げて仕事を探してみてください。
追伸:現在の私
現在の私はというと、仕事を辞めてからすっかり元気になりました。
吐き気もなくなりました。
転職後もあの時ほどの憂鬱さはなくなり、人と話すことに対する苦手意識もかなり減りました。
自己肯定感も高まり、生活習慣もガラッと変わって体調もかなり良いです。
私が変わった理由はおそらく結婚し、朝の習慣を変えたからだと思います。